初めてのTOEIC受験
会社在籍中に自己能力開発の一環として、TOEICを受験することになった。
色々選択肢はあったのだが、今まで勉強してきたという自負もあったので英語を選んだ。
その中でも特にTOEICは、現在の実力を数値化できる試験だと思っていた。
そこで、自分の実力を測るいい機会だと思い、挑戦することにした。
2017年 初受験
まずは現在の実力を把握するために、特別なTOEIC対策はせずに受験してみようと思った。
そうは言いながら、腹の中ではそこそこ自信はあった。
NHKラジオ講座を中心に、10年ほどは自分なりには勉強しているつもりだった。
当時番組をMD*に録音し、車での移動中に聞いていた。
いつも追いかけるように番組を聞いてはいたが、聞き飛ばしたことはなく全て一度は聞いていた。
(*MDとは1990年代から2000年代初頭にかけて国内で流行したミニディスク)
テキストも毎回ちゃんと購入した。
多い時は3種類の講座を受講していた。
さらにその上、フランス語のテレビ講座も見ていた。
録画したものを、まとめて日曜日に見ていた。
それでも全く何の対策もせずに受験するのは憚られたので、一冊だけ買ってみた。
今は、「TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術」に名前が変わっていた。
ただ、「受験票が届いてからでも間に合う11日間の即効対策プログラム」と言うのは一緒だ。
何となく短期間でスコアUPできそうで、雰囲気だけでも確認しておきたかったのだろう。
結構真面目に取り組んで、受験前までには多分最後までやり切ったと思う。
この一冊をやっただけも、TOEICの難易度が高いことは感じられた。
まず、リスニングが難しい。
知らない単語は出てこないのだが、聞いたことのない固有名詞が出てきたら一瞬で固まってしまう。
それに設問の意味がわかりづらく、すぐには理解できない。
あと、中途半端な知識だと、簡単にひっかけにハマってしまう。
とにかく迷わせるのが巧みで、即決できない。
その結果が、、、
何だかすごく中途半端な数字。
微妙だなぁ。
受験した感触は悪くなかったが、とにかく圧倒的な量に気圧された。
時間が足りなくて、最後の10問ぐらいは回答できなかった。(もちろん全てマークはつけた)
それでも不思議に自信はあったので、レベルBの730点を越えれなかったのはショックだった。
というか、100点近く足りていないのに、そう思っているのが恐ろしい。
悪いのか、良いのか、どちらとも言えない数字。
自分の中では、中途半端という言葉がぴったりな結果だった。
結局は、分かったつもりになっていただけだった
その時にはわからなかったのだが、後から考えると結局自分自身ではやっているつもり、わかったつもりになっていただけだった。
例えば英語の書籍や参考書を、一度読んで全て理解した気になっていた。
もちろん、2度とのその本を見直すことはない。
次の新しい書籍や参考書を探し出して、嬉々としながら取り組んでいた。
わからなかったことや間違った問題も、解説を読んだだけで理解できた気になっていた。
「間違うところは、結局いつも同じ。」
そのことが身に染みてわかるようになるのは、ずっと先の話だ。
とにかく圧倒的なインプット不足
いろいろ調べていくうちに分かったのは、とにかくインプットの量が圧倒的に少ない。
アウトプット云々を言う以前の問題だった。
あと、知っている単語の量も少なすぎる。
自分としてはそうは思っていなかったことが恐ろしいほど、量が少なかった。
その上、英文を読む時間はもちろん、英語に接している時間自体が少なすぎる。
リスニングやライティングは、言わずもがなだ。
とにかく質ではなく、量が足りていない。
それも圧倒的に。
英米人は全員TOEICで満点を取れるのか?
生粋のアメリカ人なら、TOEICで満点を取れるのだろうか。
ある時ふと、そんな疑問が湧いてきた。
日本人が高校の現代国語で、満点を取るのと同じぐらい難しいのだろうか。
普通に勉強していれば及第点は取れるだろうが、満点まではなかなか簡単にはいかないのではないか。
もしか知ったら、9割取るのも難しいのだろうか。
ましてやTOEICは、時間制限が厳しい。
それでも英語を母国語とする人たちは、皆満点近い点数を取れるのだろうか。
なぜそんなことを思うかというと、ある参考書にこう書いてあった。
「一度日本語で問題を解いてみて。それでも全問は正解しないから」と。
確かに自分が実際に問題を解いてみて、なぜこの答えではダメなのかわからないこともあった。
多分、自分の読解力が足らないのだろう。最初はそう思っていた。
じっくり考えてみたら、なるほどそうかなとは思えるのだが、とても即決では判断できない。
もしかしたら、日本語にも問題があるのか。
とにかく860点オーバーを目指す
860点を一つのボーダーラインだと思っている。
最低でも、このラインを超えて、やっとスタートラインに立てると思っている。
ここから自分の目指している目標に向けて、動き出せると感じている。
ある本では英検一級とTOEICで満点を取って、やっとスタートラインと言っていたが、その人たちとは目指しているゴールが違う。
とにかく、1日でも早くそのラインを突破して、次のステップに行きたい。