ふろむだ氏の老後に対する考え方に思わず共感する

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ふろむだ氏のTwitterからnoteへ

ふろむだ氏のTwitterで、noteをやっていることを知った。

その中で「老後に金がなくても楽しく暮らすために今から準備しておくべきこと」というタイトルが目に入り、今の自分にぴったり当てはまるのではないかと思い見にいった。

老後に金がなくても楽しく暮らすために今から準備しておくべきこと|ふろむだ@分裂勘違い君劇場
老後のためにコツコツ2000万円貯めていても、リストラされたり、転職に失敗したり、病気をしたりして、貯金がみるみる減っていき、ろくな貯金がないまま老後を迎えることになるかもしれない。 これに対し、「カネを使わずに人生を楽しむスキル」という資...

以前より「分裂勘違い君劇場」でブログは読んでいたし、興味があるのでTwitterにも登録していた。
著書も発売されたら、すぐに買った。

「カネを使わずに人生を楽しむスキル」とは

何よりも驚いたのは、「カネを使わずに人生を楽しむスキル」を、「これ以上ないくらい、安全で確実な資産」だと喝破している点だ。

「カネを使わずに人生を楽しむスキル」は、プロセス自体がとても楽しい。
そしてそのためのスキルを、5つ上げている。

  • 創作
  • 調査・研究
  • 友達を作る
  • 料理
  • 読書

創作スキル

このスキルは、鉄板中の鉄板らしい。

ただし、「未経験者がいきなり創作をやっても、まず楽しめない」ようだ。
絵を描いても、作曲しても、物語を描いてもスキルがなければ楽しくない。

自分の作った創作物がしょぼくて、そんなしょぼいものしか作れない自分が嫌になるというのはわかるような気がする。

私もブログを始めるにあたって、イラストを描くことにした。
それほど絵心があるわけではないが、イラストなら描けるだろうと高を括っていた。

実際デジタルでイラストを描き始めたら、想像以上に難しい。
というか、まともに描けない。

何か根本的にやり方を間違っているのではないかと、思ったぐらいだ。
調べてみたらどうやら最初は、こんなものらしい。少し安心した。

そして、創作スキルを獲得するには、かなりのエネルギーが必要なようだ。
特に老人には難しいようで、若いうちでないと身につかない。

それも単に創作し続けても身につかないらしく、かなりの努力が必要なようだ。
その上膨大な忍耐力のいる作業の上に、成り立つたしい。

それでは、定年後に気力も体力も集中力もかなり減退してしまった老人は、どうやってスキルを身につけたらいいのだろう。不安になる。

調査・研究スキル

自分の気になっていることを、時間を気にせず調べるのは楽しい。
現在久しぶりにこの感覚を思い出し、没頭できる喜びを感じている。

しかしリサーチスキルがないと、十分には楽しめないようだ。
ここでは、データ分析スキルや英語力の重要性が述べられている。

ここでも若いうちに気力・体力・集中力を使って勉強しておくことを勧めている。
多分、若い人を対象に、文章を書いているのだろう。

確かに定年になってから、今まで興味のなかったことに取り組むのは難しい。
本当に興味があるのなら、それまでに何らしかのアクションを起こしているだろう。

ただ、サラリーマンには口を開く度に、「忙しい」という人が多い。
少なくとも、私の周りには多かった。

話を聞いていても、何がそんなに忙しいのか理解できない。
あまりそんなことばかり言っていると、自分の能力を疑われないか。
他人事ながら、心配になった。

私は昔から意識して、この言葉を使わないようにしていた。
するとどんなに忙しくても、この言葉を吐かなくなった。

友達を作るスキル

確かに、生まれつき友達付き合いが得意な人はいる。
でも大概の人は、努力をしてもなかなか上手くいかない。

普通、会社員の場合は会社を辞めた途端、人付き合いが激減する人が多い。
それは皆一緒だろう。接点がなくなってしまうから。

会社の「看板」を外して、初めて自分の「個」を見直す時が来る。
私自身もそうだし、私の周りでもそうだ。

ただ、実際自分がそういう立場になってみて、意外と今までと変割っていない。
このことには、驚いている。

確かに得意先との付き合いは、ほぼなくなった。
社内でもほとんどの人と、連絡を取らなくなった。

得意先はもちろん、社員も全てが友達ではない。
単に仕事中に、話をしなくなっただけだ。

私は在職中、自分からプライベートの番号を教えることはなかった。
しかし、教えて欲しいと言われたら、断らない。

だから私のプライベートの携帯番号を知っている人は、退職後も私と連絡を取る意思のある人だ。
実際、退職後も連絡入ってくる。

たまにゴルフコンペや再雇用支援会社などで、元同僚と会うことがある。
その時よく聞く話に、「家にいてもやることがないから」というのがある。

実際、家でやることがないので、外に出て行きたいのだろう。
そこでバイトでもやっていれば、小遣い稼ぎにもなる。

でも、その話を聞くたびに、本当に家では何もしないのだろうか。
私の父がそうだった。本当に家の用事というものを何もしなかった。

母にどれだけ嫌味を言われても、微動だにしない。
やったら負けだと言わんばかりだった。

私自身も何かやっているわけではないが、毎日の風呂掃除はだいぶ前から私の仕事になっている。
自分の部屋も自分で掃除するようになったし、布団の上げ下げもやる。

食後に食器を片付けるのは当然だが、用意するのも手伝うように心がけている。
ゴミ出しも気がつけば、するようにはしている。

他の家庭では知らないが、ウチではどうするかを聞くことはNGだ。
例えばゴミ出しの場合、「これ出しておこうか」と聞くのではなく、「出してくるわ」と言って玄関から出ていかなければならない。

なぜなら、尋ねた時点でその申し出は、却下されるからだ。

また、友達がたくさんいるのを自慢する人もいるが、本当にそんなに友達が必要なのだろうか。
私は仲のいい少数の友達と、たまに会って話をするだけでも十分ではないかと思っている。

私も自分から積極的に友達を作るタイプではないが、会社の同僚以外にも友達は何人かいる。
彼らとは定期的に会っているし、常に連絡も取り合っている。

お互いを尊重しあって、ある程度の距離を保ちながらの付き合いだ。
長く付き合うために、微妙なバランスが取れている。

料理スキル

私は以前より、料理には興味があった。
食べることは好きだし、出来れば自分で料理できれば楽しいだろうと思っていた。

ただ、仕事をやりながらは難しいし、奥さんが料理上手なので、やる必要もなかった。
実際、料理には知識と経験が必要なので、そんなに簡単にできるモノではない。

だから、せめてできることはないかと、調味料にこだわった。
これだけでも料理は、だいぶ美味しくなる。

塩はもちろんのこと、辛子や山椒、一味や七味などなど、ほぼ全ての調味用にこだわりがある。

ウチはポン酢を使う機会が多いので、今ではこのポン酢以外では食べれなくなった。

今後ひとりになった時に金がなければ、そうそう外食はできない。
それなのに自炊は不味いのでは、悲惨な老後が目に見えている。

コンビニでおひとり様用の食材も、間違いなくレベルが上がってきている。
果たして毎日買えるかと言われれば、金銭的に無理がある。

結局、夕方にスーパーに行き、値引きシールの付いた惣菜を買うという生活になる。
美味しければいいのだが、いつか必ず飽きるだろう。

その食べ物に飽きるのなら、まだ対処法もあるが、そういう生活に飽きたら手の打ちようがない。

今のうちから、「カネをかけずに旨い料理を作るスキル」を磨くために、コツコツ勉強しておこう。

読書スキル

近頃になってやっとわかってきたのだが、それなりの基礎知識がないと読書は十分に楽しめない。

私は若い時に読書をする習慣がなかった。
逆にその反動で、ある年齢から本を読むようになった。

だから当初は、本を読むのがひどく遅かった。
早く読むと、理解できないのだ。

じゃあ、ゆっくり読んでいると理解できているかといえば、そうでもない。
これが意外だった。と言うか、驚いた。

それなら早く読んだ方が、たくさん読めるようになるのではないか。
その方が得ではないかと、ある時思い始めた。

そのおかげか、最近になってやっと、早く読めるようになってきた。
やはり量をこなしてきたおかげだろうか、基礎知識もついてきた。

ただ、私は何でも所有したがる癖があったので、どうも図書館は肌に合わなかった。
たまたま近くに図書館があったのと、時間に余裕ができたので、活用するようになった。

そうすると、本に対する意識が変わってきた。
あえて所有する必要は、なかったのだ。

確かに、この本は手元に置いておきたいなと思うことはある。
その時は改めて、買えばいいだけだ。

大型本や買うほどでもないが読みたい本に関しても、図書館を利用するほうが現実的だ。

「楽しいことがない」のではない。「楽しむスキルがない」のだ

最後にまとめとして、この言葉が出てきた。
なるほど、スキルの問題だったのだ。

「楽しむスキル」が結果として役に立つことは、会社にいた時からよく感じていた。
スキルというか、趣味みたいなものが、意外な時に役に立った。

私は以前から磨き続けていきたいと思っているスキルが、三つある。
それは、英語とパソコンと車の運転だ。

英語の関しては、社内的にほぼ必要がなかった。
会社としては英語の必要性を訴えていたが、実際それで評価されることはなかった。

自分としても、社内で活用するために勉強していたわけではない。
それに、だんだんと勉強することが楽しくなってきていたので、その点は問題なかった。

パソコンのスキルは社内的にも、とても役に立った。
デジタルデバイドは、会社の中でも益々の広がり見せている。

あと意外と役に立つのが、車の運転スキルだ。
特にこのコロナ禍では、想像以上のアドバンテージになっている。

これこそまさに、老人になってから身につけられないスキルではないだろうか。

全て健康が大前提

健康のありがたみは、歳を取れば取るほど身にしみてくる。
どれだけ節制して頑張っても、確実にガタガ出てくる。

私は以前から、痛みに悩まされたことがなかった。
若い時に歯痛だけには煩わされたが、それ以外これと言った痛みに苦しんだ記憶がない。

肩こり、腰痛、頭痛に腹痛、ほとんど経験がなかった。
他の人の話を聞いて、なぜそんなにあちこちが痛いのか不思議でならなかった。

それがある時、急にいろんなところが痛くなってきた。
最初は右腕だった。これは多分五十肩だと思う。

それから今年に入って右脚の筋を痛めて、これがなかなか治らない。
その右脚を庇っているせいか、今度は左膝まで痛めてしまった。

まさに負の連鎖。古傷まで痛くなってくる。
これも年齢のせいかと思うと、何だか情けなくなってくる。

ある年齢に達すると、日々意識して運動しないと健康は保てない。
もちろん運動だけではない、睡眠や食事も大切だ。

体重を落としたり、酒量を減らすことも重要だ。
これがなかなか減らないのだが、意識するだけでも全然違うような気がする。

体重や体温、血圧などを毎日測って、記録する。
禁酒日や酒量を、手帳につけておく。

私はレコーディングすることが、意識することの第一歩だと思っている。

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