昔はよく以前に買った書籍を、数年後にまた講入することがあった。
何度か同じ過ちを犯した後、注意するようになったら同じ書籍を買うことはなくなった。
しかし今度は題名をリニューアルした本を買って、イラつくパターンが出てきた。
いくら改訂増補したといっても、以前に読んだものならほとんど内容は一緒だ。
納得して買っていれば問題はないのだろうが、そうでなければ騙された感が拭い切れない。
より一層注意しながら、慎重に本を買うようになった。
暫くそのような失敗から遠ざかっていた折に、事件は起こった。
久しぶりに2度買いをしてしまった
いつもよく行く本屋で、本を探していた。
お目当ての本は今回も見当たらなかったので、何か他に面白いものはないかと見回っていた。
いつものパターンで、いくつか目星をつけながら他に何かないかと物色していた。
今回は2時間以上の余裕があるので、いつも以上にゆっくりしていた。
すると突然、奥さんからのLINEでの呼び出し。
とりあえず目についた本3冊を買って、急いで移動した。
家に帰ってから買ってきた本を、ブクログに登録した。
その際に題名を見ながら、何か違和感を感じていた。
その本は「データ分析」というワードが気になって購入した。
表紙を見つめれば見つめるほど、不安が増してくる。
「まさか以前に買っているのでは?」
急いで本棚を調べて見たら、すぐに同じ本が見つかった。
焦って買うのは禁物
4年前に初版を買っている。
久しぶりの失態だ。それも全く同じ本だ。
今までの失敗から、本を購入する際には必ず奥付を確認する癖がついていた。
もちろん今回も確認したのだが、重版された回数だけに目がいってしまった。
それだけ重版されていれば自ずから、初版から年数が経っているのもわかるはずだ。
いつになく焦りが、判断力を鈍らせてしまった。
統一された新しい帯の罠
あと、判断力を鈍らせた理由に、目立つ場所にまとめて並べられていたこともある。
その上、同じ帯に統一されて平台に並べられていた。
翌週、別の本屋に行ったら、違う帯を付けて平台に並んでいた。
どうやら今、出版社がこれらの本を推しているようだ。
以前からカバーごと変更して、本のイメージを変えているやり方もある。
(だいたい新しくカバーを上から重ねている。)
あとは多分、引っ掛かるキーワードが一緒なのだろう。
これはある意味仕方がない。
ただ、明らかに間違うことを誘発しているやり方には、何だか釈然としないものを感じる。
まさかの2冊目
すぐに本屋に電話して交換できる旨を確認して、ちょっとは安心した。
しかし同じカバーの本を、もう一冊買っていた。
同じ出版会社だし、まさかと思って確認したら、案の定本棚にあった。
それは14年前に買っていた。
交換しに行く前に気がついて良かったと、心底思った。
もちろん本屋では快く交換してくれた。感謝。
基本的に新書は新しいものを買う
余程の確信がない限り、発行年月日の古い書籍は購入する前に確認した方がよい。
新書は特にそうだ。
私は基本的に気になった本はブクログに登録して、本屋で確認して買うようにしている。
そうでない本は奥付を確認したり、その場でネットで確かめたりしている。
それでもこういうことが起こるのだから、今後はもっと注意しなけれがならない。
同じ本を買っても、読み出したらすぐに気付くはずだ。
その時点で読むのをやめればいいと思う人も、いるかもしれない。
多分、そう言う人たちはたくさんいるのだろう。
ただ、私は気づかずに最後まで読み通したことが何度かある。
2回も買うぐらいだから、何度読んでもタメになるのでは?
いやいや、タメになっていないから2回読んでも気づかないのだろう。
今はもう残された時間が限られているので、できる限り読む本を精査していきたい。
そのための対応を考えながら、今後も本を買っていくつもりだ。