長い時間座っていると、急に立てなくなるのは神経痛のせいなのか?

Miscellaneous notes

この脚の痛みは、やはり神経痛だったのだろうか。今は脚ではなく、膝の周りがピリピリ痛い。今までとは痛みの質も程度も変わった。一昨日からお風呂に浸かる時間を20分に増やした途端、急に膝の調子がよくなってきた。ある人からのアドバイスで、お湯に浸かっている時間を今までの倍にした。まさかそれが痛みが和らいだ直接の原因とは思わないが、一つのきっかけになっているような気はする。
「大家さんと僕」というカラテカ矢部さんの漫画が、アニメ化された番組がある。その中で大家さんが立ち上がろうとするとき、一瞬固まって何もなかったかのように違う話をする場面がある。長い間座っていると、急に立てないかららしい。これを見たとき、まさに今の自分のことだと膝を打った。この時、本当に膝を打った自分にも驚いた。
そしてその三日後、検査で病院に行くことがあった。そこで診察を待っている時、わたしの前にいたお婆さんが名前を呼ばれて立ち上がろうとした。するとそのお婆さんはアニメと同じように、固まって動けなくなっていた。その時お婆さんは、「ごめんなさいね、とりもちがついているみたいに動けなくなって」と言っていた。面白い言い方をするもんだなぁと、その時はちょっと感心してしまった。
わたしの場合は、椅子に座っていようが、ソファーに横になっていようが、しばらく足を動かしていないと、膝の周りの筋肉が固まったような感じになる。だから最初の一歩が痛いのだ。確かにわたしの母も椅子から立ちがるときに、いつも足が痛いと言っていた。そして少し歩き出すと、少しマシになるとも言っていた。まさに同じ症状だ。
今年の初め頃に急に膝が痛くなってから、そろそろ2ヶ月が経つ。あの時から比べるとだいぶ良くなったとはいえ、いまだに痛みは消えていない。一時はこのままずっと、治らないのではないかと思ったこともあった。本当に薄紙を剥ぐようにしかよくなっていかないことに、とてももどかしさを感じていた。
退職してから運動不足になっている上に、寒くなってきてから散歩もしなくなってきた。「もうそろそろ真剣に運動しなくては」と思っていた矢先の出来事だった。
今から思い返してみると、いろいろと思い当たる節はある。一番最初に膝に違和感を感じたのは、もう3年以上前の話だ。その時仕事で、屈んで作業をしていた。多分その時間は、ほんの5分ほどだったと思う。そして立ち上がったときに、両膝がガクガクして立っていられなくなった。咄嗟に「倒れる」と感じたわたしは、前に歩き出した。なぜそんな行動を取ったのかはわからないが、体が勝手に動いたのだ。そして5、6歩ほど歩くとその症状はマシになり、なんとか立っていられるようになった。そのとき感覚的には、膝が反対側に折れ曲がるような不思議な感触だった。もしその症状がおさまっていなかったら、無様に転んでいただろう。
それ以後はゴルフでのボール探しのときに、よく違和感を感じていた。どうしてもボールが斜面の方に行きたがるので、よく斜面を登り降りする。多分わたしは、平地を歩いているより長い時間斜面にいる。そしてこの斜面が、どこのゴルフ場でもとても急だ。急いでいるので、走ったりもすることも多い。当然膝には負担がかかっているだろう。それらの積み重ねも一因になっているのかもしれない。
ただ一つはっきり言えることは、主な要因は老化であることだ。確かに体重も減らさなければいけないし、酒も控えなければいけない。適度な運動も必要だろう。だが一番大事なのは、加齢というものを受け入れながら、日々生活していくことなのかもしれない。
いつから禁酒日を復活させようかと思いながら、ふとそんなことを考えてみた。

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