今年の8耐の予約も3年前と同じ状況に陥ったが、思わぬ展開に感謝

Miscellaneous notes

3年ぶりの鈴鹿8時間耐久レースの予約日がやってきた。一昨年は予約を取ったのだが、レース自体がコロナのせいでキャンセルになった。去年は開催自体が最初からなかった。今年は間違いなく、レースが開催される。今回も従兄弟と奥さんとの三人体制で、準備万端で予約に臨んだ。10時ぴったりにサイトの更新をし、チケット購入サイトへ行こうとした。しかし、購入ボタンが押せない。サイトが更新されていないみたいだ。つまりアクセスが集中しすぎて、つながらないようだ。何度も何度もやってみるが、購入ボタンが押せない。
「なんだよ、またかよ?」と、一昨年の記憶が蘇ってきた。その時もVIPスイート・プレミアムとホスピタリティラウンジが取れず、Kawasaki応援席を購入した。これだけではいろいろ不便なので別途オプションチケットも購入し、なんだかとても割高感を感じたのを覚えている。
数分ほどしてやっとボタンが押せるようになったが、今度はカートまでつながらない。いかにもアクセスが集中していますって感じが、ありありと伝わってくる。さすがにちょっと諦めかけていたときに、従兄弟から電話がかかってきた。少し喋りながら作業を続けたが、状況は変わらない。そして、もう25分以上経ったので、諦めてテラス席にすることになった。わたしは少し考えさせてくれと言って、いったん電話を切った。どう考えても冷房のない状態で、8月の真夏に鈴鹿サーキットでのレース観戦するのは無理だと思った。そして今回は行かない旨を伝えるために、すぐに電話を掛け直した。そこでしばらく喋っている時に急に彼が、「ホスピタリティラウンジにアクセスできた」と言ってきた。にわかには信じられなかったが、すぐにカートに入れるように言ったと同時に横で奥さんが、「VIPスイートにアクセスできた」と言ってきた。まさかと思ってパソコンを覗き込んでみると、本当にVIPスイートがカートに入れられている。従兄弟と電話で話をしながらも、慎重に手続きを進めた。すべての手続きを終えたら、メールでの確認メールもすぐに届いた。なんとこのタイミングで、VIPスイートが取れたのだ。
前回はどちらの席も取れずにカワサキの応援席で観たときですら、最終日は暑さにやられてバテ気味だった。それもどちらかというと天候は曇りで、雨も降っていた。まだ暑さはいつもより、ずっとマシだったはずだ。それに今年は8月のお盆。暑くないわけがない。一般の入場者は大丈夫なのだろうか。
今回の勝利は、電話で話しながらも諦めずにネットにアクセスし続けた従兄弟の根性と、咄嗟のタイミングにすぐにVIP席にアクセスした奥さんの判断力の賜物だと思う。本当に一瞬の合間だったかもしれないし、運が良かったのは間違い無いだろう。諦めずに続けることのと大切さを、改めて認識した。 ただ、自分があまり役に立っていないことが、ちょっとだけ申し訳ない。
お金で有利な状況を確保するというのは、ある程度歳をとってきたら必要なことだ。若い時なら炎天下でも楽しく観戦できただろうが、年齢と共に無理が効かなくなってきている。回復力も落ちてきているので、後からの反動も大きくなってくる。本当に無理が効かなくなってくるのだ。
特に右膝を痛めてから思うのは、健康のありがたみだ。普通に歩くことなど、当然のことだと今まで思っていた。片膝が痛いだけで、これだけ不便を感じるとも思ってもみなかった。わたしはどうやら痛い思いをしないと、理解できない人間らしい。
膝のリハビリも、このようなレース観戦に行きたいとか、ゴルフをしたいと思うからこそ続けられるのだろう。毎日ストレッチをして、週2回整骨院に通うのも、そのためだ。日常の生活をするだけなら、そのまま自然に治るのを待っていたかもしれない。もちろん少々不便ではあるが、生活出来ないわけではない。もしかしたら何もしなくても、すぐに治るかもしれない。どうも人間というのは、自分に対する判断が甘いようだ。
周りを見渡してみると、わたしと同じような症状の人たちを多数見かける。今まで接してきた人たちにも、たくさんいた。自分がそうなってみたら、なおさら目に付くようになった。時間はかかるかもしれないが、じっくり治していきたい。

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