休刊したENGLISH JOURNALがYouTubeで再始動!

English

「ENGLISH JOURNAL」1月号を読もうとしたら、表紙に「最終号」と書かれていている。ページを読み進めると目次の前のページに、「1971ー2022 51年間、ありがとうございました」という文言とカセットテープが写ったページが出てくる。

そのページの最後には、「いざ、英語の未来へ!」と書かれている。そして次のページからは、いつもと同じコンテンツが、いつもと同じように続いていく。

「雑誌市場が加速度的に縮小する昨今、紙の定期刊行物として維持することが困難」というのが、休刊の理由のようだ。それにしても急な話だ。

実際わたし自身も楽天マガジンのサブスクで、ENGLISH JOURNALを読むようになった。そういった意味ではわたしも、ENGLISH JOURNALには貢献していなかったのかもしれない。

調べてみるとすでに昨年末に、この1月号で休刊することを発表していた。しかし半世紀以上も続いている「ENGLISH JOURNAL」が、こんなタイミングで休刊するとは夢にも思わなかった。

ただ休刊後はウェブサイト「ENGLISH JOURNAL ONLINE」での展開を検討しているらしいので、少し安心した。

これはたまたま部屋の中で見つけたCNN ENGLISH EXPRESSの写真だ。もう18年も前になるのかと思うと、時の流れの速さに驚いてしまう。

確かこれを買うとき、ENGLISH JOURNALとどちらにするか、相当迷った記憶がある。昔は一度決めたら変えれないと思い込んでいたので、慎重に選んだような気がする。

それだけ悩んで決めたのに、結局この一冊だけで続かなかったのだろう。だからいまだに未練がましく本棚の片隅に残っているのだ。自分のことだから、よくわかる。

そしてこの一冊ですら、多分難しくて、最初の方で投げ出したのだろう。今ならせめて読み通すことぐらいはできるので、供養のつもりで読み始めてみよう。

1922年に創刊し、昨年2月に創刊100年を迎えた週刊朝日が休刊

この投稿を書いているときに、週刊朝日が休刊するというニュースが入ってきた。昨年に創刊100年を迎えた週刊朝日までもが、ここにきてまさかの休刊だ。

どうやらロシアのウクライナ侵攻によって、紙代が急激に高騰しているらしい。戦争というものは、いろんなところに影響を及ぼしている。

紙代が急騰することにより発行部数を絞るようになる。また発行部数が減ることにより、値上がりを続ける流通費がさらに高騰するという悪循環を招いている。

そして最終的には、雑誌定価を上げることになる。現在、週刊朝日が定価440円、サンデー毎日は550円となっている。

出版関係者の想像以上に速いスピードで、出版業界の衰退が進んでいるようだ。

ENGLISH JOURNAL編集部からのメルマガ

今まではあまりメルマガなど、気にしたことはなかった。だが一応タイトルだけには目を通すことが、日課になっていた。だが今日のメールの中でひとつだけ、目に留まるものがあった。

それはタイトルが、「『ENGLISH JOURNAL』がYouTubeで再始動!その内容を先行でちょい見せ!【EJ NEWS号外】」となっていたからだ。

『ENGLISH JOURNAL』がYouTubeで再始動!その内容を先行でちょい見せ! - ENGLISH JOURNAL
2023年1月号をもって惜しまれつつも休刊となった『ENGLISH JOURNAL』が、YouTubeで再始動します。

なんとENGLISH JOURNALが、早速YouTubeで再始動するのだ。そしてその内容を、事前に少しだけ紹介してくれるという。

YouTubeを使うことは動画コンテンツがメインになる

今回の「ENGLISH JOURNAL ONLINE」で紹介されていたコンテンツは、下記の4つだ。

・Quick Chat
・Interview
・Book review
・Short exercise

Quick Chat

わたしは個人的に好きだったのだが、どちらかというと軽い読み物だと思っていた。それがまさかトップに紹介されるとは意外だった。どうやらEnglish Journal では、老舗の人気コーナーだったようだ。

今回はアメリカ英語とイギリス英語の違いにつて取り上げているようだが、多分テーマは随時変わっていくのだろう。

「ENGLISH JOURNAL ONLINE」より

Interview

今までもメインであった映画俳優やミュージシャンなどインタビュー記事が、動画になってますますパワーアップされるだろう。

「ENGLISH JOURNAL ONLINE」より

Book review

英語学習書やビジネス書の最新書籍の読みどころを紹介してくれる。アルクの書籍が中心となるようだが、YouTubeを使ってどう展開するのか楽しみだ。

「ENGLISH JOURNAL ONLINE」より

Short exercise

これは新しいコーナーになるのだろうが、Youtubeならではのショート動画で、英作文や会話表現を学べるらしい。

「ENGLISH JOURNAL ONLINE」より

もちろん、これら以外にもたくさん動画は用意しているようなので、本当に楽しみだ。わたしは早速チャンネル登録をした。

まとめ

改めて、だいぶ前からYouTubeへの移行は考えていたのだなと感じた。休刊してからのタイミングの早さもそうだが、内容を見ても準備万端といった感じだ。

いろんな意味で紙の媒体での経営が難しくなってきている昨今、YouTubeで再出発するのは当然考えられる選択肢の一つだったのだろう。

ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部は、「単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう」と言っている。

1日でも早いYouTube版「ENGLISH JOURNAL」の公開を、待つばかりだ。

タイトルとURLをコピーしました