還暦から始めるTOEIC860点への道 英文法をやり直す編

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TOEICを受けようと思っている人なら、とりあえず一度は通しで英文法はやっているはずだ。
ただ問題は、本当に理解しているかどうかだ。

中学・高校で、英文法の勉強は嫌と言うほどやってきたはずだ。
ただ、この時期は覚えることばかりが先行するので、どうしても嫌気がさしてしまう。

それをまた、一から勉強し直す必要は、本当にあるのか。
また、その時間や気力はどうだろう。

TOEICに英文法の勉強は本当に必要か

私がTOEIC関連の書籍を読んできて感じたのは、とにかく短期決戦だと言うことだ。
高得点を取ることが目標で、その後のことはあまり考えていない。

確かに、何点取るかをお題目にしているテキストは多い。
だから、どうしてもノウハウやテクニックが、メインになってしまう。

単語もそうだが、文法もやり出したらキリがない。
どこで線を引くかが、難しい。

だが、試験を受けるための勉強で、いいのだろうか。
それでは学生時代の勉強と、変わりないのではないだろうか。

どこまでやればいいのか

当初から考えていたのは、試験のための勉強はしないと言うことだ。
せっかく勉強するからには、実践で活かせるスキルを身につけたい。

だから、TOEICに関係ない英単語集もやるし、単語帳も独自に作るし辞書も読む。
どちらかというと、積極的にTOEICに関係ない英語を勉強するように心がけている。

TOEICはビジネスシーンに関連した問題が多いため、どうしても単語なども偏りが出てしまう。
決まったシチュエーションで展開される会話も、多くなりがちだ。

ただ、TOEICは試験なので、傾向と対策は必要だ。
もちろん、そのための勉強時間は確保しておく。

文法書はどれを選ぶ

そこで文法書はどれにするかと言うことだが、これは簡単に決まった。
手元にあった、「ロイヤル英文法」だ。

ただ、内容的に少し難しいと言うか、細かい。
ここまで覚える必要があるのか、とも思ってしまう。

そこでもう少し必要最小限の項目に絞り込み、詳しく解説している参考書を探した。
そこで目についたのが、「表現のための実践ロイヤル英文法」だった。

「ロイヤル英文法」にも参加していたマーク・ピーターセン氏が、ここではメインの著者になっている。

マーク・ピーターセン氏は「日本人の英語」を読んでから、ファンになった。
なので躊躇わず購入したが、正解だった。

その時の自分に、とてもマッチしている感じがした。
モヤモヤしている箇所が、スッキリした感じだった。

義妹にもこの参考書に紹介し、しばらく貸してあげた。
すると、すごく気に入ってもらえたので、そのまま置いてきた。

仕方ないので、「ロイヤル英文法」を本腰を入れてやり直すことにした。

「文法書の参考書は3回読む。それ以上は読まない。」

上の見出しは、「新TOEICテスト900点 新TOEFLテスト100点への王道」での文言だ。
これを読んで、すぐ実践した。

1回目は付箋を貼り、マーカーで線を引きながら覚える。
2回目は覚えられなかったところを抜き出し、ノートにまとめる。
最後にもう一度通して読み直す。

「新TOEICテスト900点 新TOEFLテスト100点への王道」

あとは定期的にノートを読み直せばいいのだろうが、なかなかそれだけでは覚えられない。
項目によって、理解があやふやな点が払拭しきれていない。

ほんとはもっと一つの参考書を、何度もやった方がいいのかもしれないが、さすがに飽きていくる。
それと、理解しにくにところは、別の参考書ではスッと頭に入る場合もある。

そこで、気分転換も兼ねて新しい参考書を買ってみた。

「話すための英文法」と銘打っており、普通の英文法の参考書と比べると内容が異質だ。
構成が独特で、パッと中身を見た感じが文法書らしくない。

音読を勧めているのも、例文がいいからだ。
あと、とにかく一週間という短期で終わらせる勢いを重視している。

もう一つの特徴は、多彩なコラムだ。
取捨選択しろと言っているが、これが面白い。

あと、もう一冊気になっている参考書があった。
ウチの奥さんが英語の勉強をやり直そうとして、途中で挫折したForest 4th Editionだ。

Forest 4th Edition

ほとんど手付かずのままだったので、捨てるのも勿体無いので読んでみた。
最初は初心者向けだろうと、ちょっと上から見ていたのだが、とんでもなかった。

つまづきやすいところを丁寧に説明しており、ハッとすることも多々あった。
わかりやすく書かれているので、一気に読める。

今は進化して、Evergreenになっていた。

結局は勉強し続けるしかない

どれだけやっても、全てを覚えきれるものでもない。
英単語と一緒で、忘れては覚えるの繰り返しだろう。

ただ、この歳になって思ったことは、意外に新しいことが頭に入ることだ。
英単語もそうだが、結構新たに覚えられる。

確かに若い時に比べれば、圧倒的に量は少ないかもしれない。
だが、まだまだ新しい知識が身についていく。

学生の時はほとんどが知らないことを、一から全て覚えていかなければならなかった。
それが今はある程度の知識があるので、覚えることも関連付けしやすく、覚えやすくなっている。

考えてみれば学生の時、よくあれだけの量を無理矢理暗記したものだと感心する。
今はもう、あれだけの馬力と集中力はない。

それでも続けていけば、結構身につくものだ。

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