以前から車のサンシェードには、ストレスを感じていた。取り外しやセッティングに、思った以上に時間と手間がかかるからだ。
今まで使っていたのはよくある蛇腹式のアルミ素材のサンシェードなのだが、なにせ吸盤の付きが悪くすぐに外れる。この吸盤に関しては、今まで使ってきたサンシェードは全て付きが悪かった。
いざ車に乗ろうとしたときに毎回吸盤が外れてサンシェードがズレているのを見ると、何だか物悲しくなってテンションが下がったものだ。
そこでゴムを使ってサンバイザーに引っ掛けるようにしたのだが、どうも上手くいかない。自分でゴムの位置を付け替えて対処したりしたのだが、それでももうひとつしっくりこない。
それでもだましだまし使っていたのだが、あるときフッと切れてしまった。サンシェードのアルミの部分が、使用するたびに毎回剥がれ落ちるようになったのだ。
すると見た目にも汚くなってきただけでなく、その剥がれ落ちたアルミの部分を処理するたびにストレスが増していく。これは限界だと感じるようになった。
知らない間にサンシェードも進化していた
そこで意を決して、新しくサンシェードを購入することにした。わたしの場合、一度買った物は使い切るまで次のものは買わない主義なので、こういう場合には相当な決心が必要になる。
ネットでいろいろ調べてみると意外に種類が多く、パターンも豊富になっている。まず最初に決めることは、中付けにするか外付けにするかということらしい。それから素材やサイズ、デザインを選択していくようだ。
中付けにするか外付けにするかは個人の趣味の問題だろうが、少なくともわたしは今まで外付けタイプをほとんど見たことがない。
なぜほとんどと言っているかというと、思い返してみると外付けのサンシェードらしきものを見た記憶があるからだ。しかしそのときはサンシェードとは思わず、スルーしていた可能性がある。
というのもわたしの中でそれは、サンシェードとしての体をなしていなかったのだ。車のフロンガラスの上で、布団でも干しているのかと思うほどの違和感があった。
でもその違和感のせいで、何となく記憶の一部に映像が残されていたのだろう。
素材は3種類
次に素材の選択なのだが、普通はアルミ素材を選ぶのが一般的だし、実際わたし自身もずっとアルミ素材を使ってきた。というか以前は、それしかないと思っていた。
現在サンシェードに使われている素材は、大き分けて3種類ある。アルミ素材以外には、メッシュとポリエステルの2種類だ。
わたしは駐車時にはずっと、フロントガラスにはアルミ素材を使っていた。ただ最近では高速を長く走る時に、サイドガラスにメッシュ素材のサンシェードを使うようになった。
ただそうすると、サイドミラーが見にくくなる。メッシュの素材にもよるのだろうが、暗くて外が見えにくい。特にわたしの使っていたのは全くといって意いいぐらい、見えなかった。
あと、運転席や助手席のサイドガラスにサンシェードを取りつけたまま走行すると、交通違反となるらしい。フロントガラスやサイドに、「運転手の視界を妨げる装備」があると判断されるそうだ。
わたしもあまりにも視界が悪くなるので、すぐに使わなくなった。
とにかくセッティングが非常に簡単で手間がかからない
そういったことから今回、ポリエステル素材を採用した。使ってみてまず思ったことは、とにかく軽い。驚くほどだ。見た目は貧弱そうだが、手荒に扱わなければ耐久性も問題ない。
セッティングは傘を広げてそのまま置くだけなので、至極簡単。ただし本当はもう少し傘の柄の部分を短くして、ダッシュボードの上に置くのが正解なのだろう。
私は面倒くさいので柄をめいっぱい伸ばして、シストノブの上に載せている。長さもちょうどピッタリで、バランスもいい。車種にもよるのかもしれない。
サンシェードのサイズも3種類あり、うまくサイズを合わせればミラーやドライブレコーダーの部分も車中に隠れて、きっちりフロントガラスに張り付いたように見えるようだ。
わたしの場合1で開いて、2でダッシュボードの上に置き、3でシフトノブの上に載せる。もう無意識に三拍子でことが済む。ノンストレスだ。
今まではサンシェードの置き場所にも苦慮していた
実際に折りたたんでみると、普通の折り畳み傘そのものだ。驚くほどコンパクトに収まる。今までのサンシェードは何だったんだと思うほどだ。
専用の収納ポーチもついているが、これが妙に高級感がある。これに入れてドアポケットかグローブボックスに入れておけば、車内もスッキリだ。
今まで外したアルミ素材のサンシェードは後部座席に置いていたので、何だかやたらスペースをとっていて違和感があった。
特に人を後部座席に乗せるときは、いつもそれをトランクルームにしまわなければならなかったので手間がかかった。とにかく使わないときの居場所が見つからなかった。
今回のサンシェードは10本骨逆折り式で耐久性に優れているだけでなく、UVカット性能や遮光性能も付いているのでサンシェードとしての優秀性も非常に高い。
値段もリーズナブルで、非常にコストパフォーマンスを高い商品だと思う。